今月の臨床 産褥の異常と対策
主要合併症
5.内分泌疾患の管理
永田 光英
1
,
豊田 長康
2
1国立三重中央病院産婦人科
2三重大学医学部産婦人科
pp.1508-1511
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903866
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妊娠糖尿病,糖尿病
1.分娩直後からの血糖管理 インスリンの需要量は妊娠末期に増加するが,分娩直後より急速に減少するため,分娩後,インスリン投与量を約1/2に減量する.妊娠糖尿病(GDM)やII型糖尿病(従来のインスリン非依存糖尿病(NIDDM))の比較的軽い耐糖能異常では,インスリンがまったく不要となることも多い.
授乳が開始されると血糖が低下しやすく,注意が必要である.授乳期のエネルギー付加量(厚生省:+700kcal,WHO:+500kcal)を加え,血糖値をみながらインスリン量を増減する.
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