今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患
座談会
内分泌疾患を見逃さないために
小澤 安則
1
,
宮地 幸隆
2
,
西川 哲男
3
,
山本 通子
4
1虎の門病院内分泌代謝科
2東邦大学医学部第1内科
3横浜労災病院内科
4防衛医科大学校第3内科
pp.1691-1703
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906227
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小澤(司会)本日は「内分泌疾患を見逃さないために」をテーマにお話を伺いたいと思います.内分泌疾患というのは,もちろん内分泌専門の医師が最初にみつける場合もありますが,実際の臨床では一般内科医もしくは他科の医師から紹介されてくる場合が多くあります.そのなかには明らかなCushing病やacromegalyで,「もう少し早く見つかっていればなあ」と思われることも少なくないのではないでしょうか.
内分泌の病気は,専門医以外にとってはかなり見つけにくいと思われていますが,われわれが冶していくためには,まず一般医家の先生方が見つけてくださることが重要です.そこで本日は,そのために一般医家に役に立つ,教科書には書いていない内分泌疾患の診療のコツなどをお聞きしたいと考えております.先生方のご経験を交えながらご意見をいただければと思います.
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