連載 病院めぐり
伊勢崎市民病院
竹中 恒久
1
1伊勢崎市民病院
pp.1410
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903839
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伊勢崎市は「鶴舞う形の群馬県」の南東部,ちょうど鶴の首の付け根に位置し,人口約12万6千人の中核都市であり,診療圏の人口は23万1千人です.伊勢崎市民病院は,伊勢崎市街地の中心部から西約2kmのところに位置し,病床数500床の公立総合病院です.当病院は昭和39年10月に伊勢崎佐波医療事務市町村組合(伊勢崎市,赤堀町,東村,境町,玉村町)を経営母体に200床の病院としてスタートしました.その後,2回の増改築,さらに昨年の新病院の建築を経て現在に至っています.現在,診療科は18科を数え,秋には心臓血管外科も診療を開始する予定です.平成3年4月には厚生省の臨床研修病院の指定を受け,産婦人科をはじめ22にのぼる各科学会認定施設になっています.
産婦人科は群馬大学の関連病院として動いており,現在は常勤医4名,非常勤医2名にて日常の業務を行っています.入院患者は1日平均約34名,外来患者は1日平均約90名です.診療には,昨年の新病院移転以来,コンピュータによるオーダリングシステムが導入されています.外来診療においては産科と婦人科を分けた外来予約システムを採用していますが,予約外の患者数が多く,また急患も少なくないため,予約の時間通りに診療が進まず,患者の診療待ち時間が長いことが悩みの種です.一般外来のほかに週1回不妊外来を開設し,子供の欲しい患者の相談および治療に当たっています.
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