今月の臨床 —リニューアル—帝王切開
帝切をめぐる問題点
4.術後合併症
関 博之
1
,
竹田 省
1
,
木下 勝之
1
1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科
pp.1278-1280
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903800
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わが国の帝切率は,米国同様20〜25%にまで増加してきた.当院における帝切率も1990年は19.1%であったものが年々増加し,1997年には28.3%と増加している.現在,帝切は安全に行える手術となってきたが,表1に示される種々のリスクを伴っており,今後いっそう帝切率が増加することを考慮すれば,帝切術後合併症の病態と予防対策を十分に認識しておく必要がある.
本稿では,帝切術後合併症として,術後出血,前期破水症例の感染症対策,術後血栓症について述べていく.
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