連載 病院めぐり
東京警察病院
荻野 雅弘
1
1東京警察病院
pp.983
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903351
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財団法人自警会 東京警察病院(警視庁職員の組織)は昭和4年に創設され,職域病院として発足しましたが,昭和20年以降は,一般病院としても開放され,地域社会の基幹病院として幅広い医療を行っています.JR中央線,地下鉄の東西線と南北線の交わる千代田区の飯田橋駅から徒歩1分のところに位置する当院は,総病床数563床,常勤医師125名の大所帯です.
当院は通常の診療以外に,昨今話題となったオウム真理教の一連の事件や地下鉄サリン事件などの被害者の治療に当たったり,ペルー日本大使公邸人質事件においても,事件発生翌日に総理の要請により医療チームが編成され直ちに現地に赴くなどの非常事態に迅速に対応しています.また,外務省からの診療協力要請に基づき,国賓が来日した際には特別診療体制を編成することも診療の責務の1つです.
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