今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること
病棟での対策—私はこうしている
4.母体搬送の決断時期・1
光田 信明
1
,
村田 雄二
1
,
水谷 隆洋
2
1大阪大学医学部産婦人科
2大阪府立母子保健総合医療センター産科
pp.734-736
発行日 1998年5月10日
Published Date 1998/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903287
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早産による母体搬送をした経験のない産婦人科医は稀と思われる.逆に早産(とくに妊娠28週未満)による母体搬送を受け入れた経験を持つ産婦人科医は少数派であろう.したがって,互いの立場の違いからの行き違いも時として経験する.本稿では受ける立場から母体搬送を解説する.さらに本稿における早産とは前期破水,切迫早産,頸管無力症に引き続き起こるものを主に扱い,母児合併症におけるターミネーションによる早産については扱わない.
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