今月の臨床 子宮筋腫—最新情報
合併症への対応
3.子宮筋腫の変性・感染
大屋 敦子
1
,
越野 立夫
1
1日本医科大学附属多摩永山病院産婦人科
pp.1288-1290
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903110
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子宮筋腫は循環障害や退縮によりさまざまな二次変化をきたす.日常的に遭遇することが多いのは,硝子化,嚢胞化,石灰化などの比較的緩徐に起こる変性であるが,無症候性に経過することが多い.一方,臨床上問題となりやすいのは,妊娠・産褥期に発症しやすい赤色変性や感染である.ここでは筋腫の変性の概要を示し,当科における対応について述べる.
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