今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント
これだけは知っておきたい超音波検査法の基礎知識
3.経腹的超音波検査法の進め方
馬場 一憲
1
1東京大学医学部医用電子研究施設
pp.382-386
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902466
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●はじめに
超音波診断装置は,胎児診断を始め,子宮,卵巣腫瘍などの婦人科疾患の診断に重要な役割を果たしている.産婦人科領域における画像診断法には,X線CT, MRI,腹腔鏡,子宮鏡などさまざまな方法があるが,大半の症例は超音波断層法のみで診断することができる.
産婦人科領域の超音波検査法には,腹壁上にプローブを当てて行う経腹法と,腟内にプローブを挿入して行う経腟法とがあるが,本項では,経腹法による超音波検査の進め方に関して述べる.
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