今月の臨床 婦人科癌の免疫療法
免疫療法の展望
13.養子免疫療法
青木 陽一
1
1新潟大学医学部産婦人科
pp.860-863
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902181
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癌の治療に生体の免疫力を利用しようとする免疫療法は,現在その基礎的検討と同時に臨床的検討も期待を持って進められている.養子免疫療法とは免疫応答の主役であるリンパ球をin vitroで処理することにより,エフェクター細胞にまで分化させ担癌患者に戻すという受動免疫療法である.本稿では養子免疫療法の歴史的背景,現在の問題点さらに今後の展望についてふれてみたい.
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