今月の臨床 分娩発来—しくみと調節
早産の発生要因
6.局所感染
保田 仁介
1
1京都府立医科大学産婦人科
pp.170-172
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902031
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早産の原因として感染,とくに絨毛羊膜炎が注目されている.絨毛羊膜炎は破水を伴えば急速に進行し母体胎児を危険にさせるが,一方頸管炎のような局所感染であっても卵膜局所の感染から絨毛羊膜炎への進行があるし,さらに卵膜でのサイトカインネットワークの発動,プロスタグランジンの合成,子宮収縮の発来という形で早産に関与していると考えられている.
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