今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割
発生と形態
4.超微細構造
津端 捷夫
1
,
佐藤 和雄
1
1日本大学医学部産婦人科
pp.963-965
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901835
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胎盤の透過電顕による観察は,Boyd andHughes(1954)をはじめとして多数の報告が見られる.しかし,胎盤の果たす多彩な機能との関係は,必ずしも明らかにされていない.周知のごとく胎盤の主体をなすのは絨毛であり,母体血と接する絨毛上皮細胞である.そこでこの絨毛上皮細胞を中心に,その超微細構造について概説する.
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