今月の臨床 新しい薬物療法をさぐる
話題の薬剤
16.HMG-GH併用療法
高崎 彰久
1
,
森岡 均
1
1済生会下関総合病院産婦人科
pp.60
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901578
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近年,GIFTやIVF-ETの進歩に伴い,HMGなどを用いた種々の卵胞刺激法が開発され,数多くの良好な卵を得ることが可能となってきた.しかし,これらの治療に抵抗する,いわゆるgonado—tropinに対するpoor responderが存在し,それらの症例に対する有効な治療法はいまだ認められていない.
最近,成長ホルモン(GH)がgonadotropinに対する卵巣の反応性に関与しているという報告がなされ1),われわれの検討でもpoor responderの中にGH分泌刺激試験に対し低反応を示す症例が認められた2).このことよりpoor responderに対するGHの臨床応用が試みられている.
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