今月の臨床 頸癌,体癌—診療の現況
治療
16.透析併用動注化学療法による子宮頸癌の治療
黒瀬 高明
1
,
半藤 保
1
Takaaki Kurose
1
,
Tamotsu Hando
1
1香川医科大学母子科産科婦人科学
pp.1436-1438
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901545
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手術不能の進行子宮頸癌における5年生存率は現在もなお低迷しており,治療方法の進歩が望まれる分野である。従来の放射線単独療法における再発部位の過半数は骨盤内再発であり,局所制御すら満足できる状態ではない。
放射線単独では困難な原発巣のコントロールに化学療法を併用する場合,腫瘍に感受性のある抗癌剤の選択と,副作用を極力軽減し,局所の治療効果を高める投与法の選択が重要となる。
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