今月の臨床 胎児環境をチェックする
胎盤機能からみたIUGR
9.妊娠中期発症型(IUGR)のリスク
坂元 秀樹
1
,
高木 健次郎
1
,
佐藤 和雄
1
Hideki Sakamoto
1
1日本大学医学部産科婦人科
pp.1294-1296
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901505
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IUGRが一つの症候群として確立された概念となったのは超音波断層診断法の完成による。現在IUGRの診断には,仁志田らの日本人胎児発育曲線1)で−1.5SD以下が診断基準として用いられている。超音波の導入によってIUGRの早期診断が可能になってきたが,まだその早期予知,治療そして正確な予後判定は容易ではない。
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