今月の臨床 産婦管理—on callに応える
陣痛室
13.産科麻酔—吸入・経口麻酔
鈴木 健治
1
Kenji Suzuki
1
1警友総合病院産婦人科
pp.952-954
発行日 1993年8月10日
Published Date 1993/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901402
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分娩に伴う苦痛の緩和は古来よりの大きな課題であったが,今日では単に母体の産痛を和らげるのみでなく,母児の心身の負担の軽減と分娩中の全身状態の把握をも含めた,積極的分娩管理の一部と考えられる。
その方法は,表1に示すごとく,ラマーズ法を中心とする心理学的方法から高度な麻酔学的手技と知識を要する部位麻酔に至る多岐にわたるが,そのうちの誰にでも,どこでも,いつでも容易に実施できるバランス麻酔について,陣痛室における産婦管理の要点を述べる。
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