今月の臨床 良性卵巣腫瘍—治療方針
手術
手術手技のコツ
19.巨大嚢腫
伊藤 耕造
1
Kozo Ito
1
1近畿大学医学部産婦人科
pp.293-295
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901213
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定 義
巨大卵巣腫瘍の定義は古くはSkutsch(1904)の腫瘍重量が体重の1/2以上の大きさから,秦(1952)1)の妊娠8ヵ月の子宮以上の大きさまでいろいろと規定されているが,最近の医学の進歩,医学知識の普及に伴い,早期診断,早期治療が行われるようになり,巨大なものは比較的まれになってきているので現時点では秦の定義が妥当と思われる。
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