今月の臨床 良性卵巣腫瘍—治療方針
疫学と分類
2.年代別の好発腫瘍
植木 實
1
Minoru Ueki
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.241-243
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901196
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卵巣腫瘍は婦人科領域で頻度の高い疾患である。組織学的には良性から悪性まで実に多彩な像がみられ,年齢幅も広く,腫瘍型による好発年齢の傾向も窺われる。良性腫瘍は卵巣腫瘍の大部分を占め,その治療法の決定には正確な術前診断が大切であるが,そのためには各腫瘍の年齢分布を十分知っておく必要がある。
そこで,本章では最近5年間(1987〜1991年)の類卵巣腫瘍を含めた良性卵巣腫瘍の調査から年齢を中心に述べたい。
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