今月の臨床 抗癌剤
種類と作用機序
4.ホルモン剤
保田 仁介
1
Jinsuke Yasuda
1
1京都府立医科大学産婦人科
pp.1172-1173
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901025
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悪性腫瘍の増殖がホルモンに依存性である時にはそのホルモン作用を除去あるいは阻害することが治療になる。婦人科領域ではとくにエストロゲン作用が顕著に現われる組織である子宮内膜由来の子宮体癌に有効であり,抗エストロゲン作用やエストロゲンの分泌を抑制する作用のあるホルモン剤が抗癌剤となりうるが黄体ホルモン剤と抗エストロゲン剤が使用される。
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