今月の臨床 分娩前後の1週間
新生児
33.新生児感染症の見分け方
上田 隆
1
Takashi Ueda
1
1阿南共栄病院小児科
pp.602-603
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900865
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新生児に感染が起こっても症状が出にくいし,明らかな感染症の症状が認められる時は手遅れのことが多い。臨床的には「not doing well(どこかおかしい)」状態に気付いて早期に検査することが重要で,ベテランの医師や看護婦の勘に頼っているのが現状である。新生児感染症の検査は,成人の場合と違って検体量が制限され迅速にしかも24時間いつでも測定されることが要求される。これらの条件を満足する検査を選んで新生児感染症を早期に見分ける方法を述べる。
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