今月の臨床 子宮内膜症
治療と予後管理
31.消化管子宮内膜症
小林 博
1
Hiroshi Kobayashi
1
1社会保険中央綜合病院産婦人科
pp.88-90
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900716
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消化管子宮内膜症は,外性子宮内膜症のうち腸管壁に発生したもので,腸管子宮内膜症と称してよいが,腸管の内膜症病変が高度となり,明らかな臨床所見を示すものが腸管子宮内膜症とされ,最近本症の報告例が増加している。
欧米ではMeyerの最初の報告(1908),Macker—rodtの最初の手術例(1909)以来,多数本症例が報告されているが,わが国では比較的稀な病変で,癌との鑑別が問題となることが多い。
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