今月の臨床 計画妊娠—合併疾患への対応
内分泌・代謝性疾患
8.甲状腺機能低下症
光田 信明
1
,
谷澤 修
1
,
玉置 治夫
2
,
網野 信行
2
Nobuaki Mitsuta
1
,
Osamu Yazawa
1
,
Haruo Tamaoki
2
,
Nobuyuki Amino
2
1大阪大学医学部産婦人科
2大阪大学医学部臨床検査診断学
pp.1256-1258
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900606
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いずれの原因による甲状腺機能低下症であっても治療は甲状腺ホルモンの補充になる。しかし,妊娠中の母児管理においては非妊時に比べて病因別に考慮しなければならないことがある。さらに,妊娠前に甲状腺機能低下症の存在が認識されていない場合には妊娠そのものに重大な影響を与える。そこで,甲状腺機能低下症合併妊娠における計画妊娠を考える場合には,その背景にある病態を理解しておくことが大切である。
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