今月の主題 血清リポ蛋白の異常
リポ蛋白異常と各種疾患
甲状腺機能低下症
加藤 督介
1
,
高林 洋一
2
,
伊藤 國彦
3
Masayuki Katoh
1
,
Yohichi Takabayashi
2
,
Kunihiko Itoh
3
1東京都立大久保病院・内科
2慶応義塾大学医学部・内科
3伊藤病院
pp.832-833
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217749
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二次性高脂血症をきたす疾患の1つに甲状腺機能低下症があり,高コレステロール血症を呈することは古くから知られていた.
血清中の脂質は遊離脂酸を除いては蛋白と結合した複合体であるリポ蛋白として存在している.リポ蛋白は大きさ,比重,その他の性質によりいくつかの種類に分けられ,その組成や構造,生現的な役割などが次第に明らかにされてきている.しかし,甲状腺機能低下症における詳細については不明な点も多い.
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