今月の臨床 産婦人科内科—治療のポイント
思春期
4.思春期の肥満
毛野 義明
1
,
徳永 勝人
1
,
松沢 佑次
1
Yoshiaki Keno
1
1大阪大学医学部第二内科
pp.1036-1037
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900539
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肥満とは過度に体脂肪が蓄積した状態をさし,肥満症は肥満状態にあるため糖・脂質代謝異常や循環器疾患,脂肪肝などの合併症を有するか将来合併する危険性の高い疾患単位と定義できる1)。肥満成人と同様,思春期の肥満においても肥満を基盤とするあるいは肥満に伴う種々の合併症の有無が治療の必要性を決定する。本稿では思春期肥満の特徴およびその問題点を上記の観点から論じその治療法について概略する。
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