特集 救急手技のポイント
Ⅲ.胎児・新生児
頭蓋内出血
久保 隆彦
1
1高知医科大学,産科婦人科学教室
pp.351-353
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900085
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周産期医療の充実にともない,極小未熟児,超未熟児でさえも救命できるようになり,我々の医療の対象となってきたことは特筆すべきである。このような背景の中で,主要死因として注目されてきたのが頭蓋内出血である。なぜなら,その発生頻度は1,500g以下の児では20〜50%にものぼり,しかも,本疾患の短期ならびに長期予後が極めて不良であるためである。それゆえ,本疾患の予防ならびに迅速な診断・適切な管理が要求されている。
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