特集 Office Gynecology
Office Gynecologyの実際
開業医の転身,私の場合
丸木 陽子
1
Yoko Maruki
1
1丸木陽子ウイメンズクリニック
pp.123-125
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900019
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「なじみのドクターがいつも身近かなところに待ち受けていて,どんな時でも最高の医療が受けられるように」と,患者さんや妊婦さんのneedsが日に日にレベルアップされ,一方,医師も人の子となれば,10床そこそこの有床診療所をかかえ,莫大な経費と税金をやりくりするひとり開業は,遅かれ早かれ心身ともパンクしてしまいます。“かいわれ族”を3人かかえた私の場合も,開業8年目にしてそのパンク寸前の状態となり,40代なかばの今のうちに何とか,という訳で今回の転身を試みました。分娩の取り扱いをやめるとかの小規模化を計っても,巨額の借金が残っていては,ままなりません。そこで,“青との別れ”のようではありましたが,決意を致しました。幸い格好の後継者に出会えて,S55年3月より9年半で,H元年6月30日を以て,居抜きの形でバトンタッチができました。
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