今月の臨床 エネルギーデバイス アラカルト―知っておきたい使い方の留意点と技術革新
応用
エネルギーデバイスで効果的に止血するためには
瓦林 靖広
1
1国立病院機構九州医療センター婦人科
キーワード:
止血
,
シーリング
,
ソフトコアグ
Keyword:
止血
,
シーリング
,
ソフトコアグ
pp.1131-1136
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211388
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●エネルギーデバイスで止血する際は,放電凝固による炭化・乾燥や接触通電による蛋白変性など,どのような組織効果が適しているのかを考えて,モードや出力の設定,通電方法を使い分ける.
●止血する前に血液や滲出液は吸引したりガーゼで拭い取り,周囲の癒着や結合組織による引き攣れも解除しておく.
●エネルギーデバイスによる止血に拘らず,状況に応じてガーゼ圧迫や止血剤の使用も考慮する.
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