今月の臨床 生殖医療の最新潮流とその一歩先
最新潮流 : 卵巣予備能から着床まで
【子宮内膜の評価と着床】
タクロリムス療法
中川 浩次
1
,
杉山 力一
1
1杉山産婦人科新宿
キーワード:
タクロリムス
,
免疫学的着床障害
,
Th1/Th2比
Keyword:
タクロリムス
,
免疫学的着床障害
,
Th1/Th2比
pp.1023-1028
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211369
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●体外受精反復着床不全(RIF)症例には免疫学的評価を実施し,免疫療法が必要か否かの判断を要する.
●免疫学的拒絶が疑われるRIF症例には,免疫療法としてタクロリムスを胚移植前から使用する.その管理はタクロリムスの血中濃度で行うことが好ましい.
●タクロリムスはRIF症例ばかりではなく,反復流産症例,さらには妊娠高血圧症候群症例や常位胎盤早期剝離既往症例にも有用である可能性がある.
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