今月の臨床 妊娠高血圧症候群―予知・治療・予後の新知見から急変時の対応まで
発症予知・周産期予後の新知見
妊娠初期の血圧が妊娠転帰に及ぼす影響の検討
山口 宗影
1
,
近藤 英治
1
1熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学講座
キーワード:
高血圧合併妊娠
,
加重型妊娠高血圧腎症
,
収縮期血圧
,
低用量アスピリン
Keyword:
高血圧合併妊娠
,
加重型妊娠高血圧腎症
,
収縮期血圧
,
低用量アスピリン
pp.268-273
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211169
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●高血圧合併妊娠では,妊娠12週から14週にかけての適切な血圧管理が,加重型妊娠高血圧腎症の発症を予防する可能性がある.
●血圧管理において,拡張期血圧より収縮期血圧を重視する必要がある.
●低用量アスピリンの加重型妊娠高血圧腎症の発症予防に対する効果にはエビデンスがなく,臨床研究の結果が待たれる.
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