合併増大号 今月の臨床 産婦人科医のための感染症最新レクチャー
各論 : 腫瘍学
HPVによる発がんのメカニズム
日下部 美佐子
1,2
,
田口 歩
1,3
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科／女性外科
2がん・感染症センター都立駒込病院婦人科
3大阪大学免疫学フロンティア研究センター
キーワード：
ヒトパピローマウイルス
,
インテグレーション
,
細胞起源
,
自然史
Keyword:
ヒトパピローマウイルス
,
インテグレーション
,
細胞起源
,
自然史
pp.132-138
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211142
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●ヒトパピローマウイルス（HPV）発がんは多段階発がんであり，がん遺伝子E6/E7の発現，HPVインテグレーションによるE6/E7の恒常的発現，ヒト遺伝子変異の蓄積の3つのステップで発がんに至る．
●子宮頸がんの組織分化・細胞起源について新たな知見が得られてきている．
●HPVサブタイプにより，子宮頸部の感染細胞の自然史が異なる．
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
