今月の臨床 AIがもたらす産婦人科医療の変革
がん検診
子宮頸がん検診を高精度に迅速化する病理AI
市原 真
1
1JA北海道厚生連札幌厚生病院病理診断科
pp.1222-1227
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211111
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●細胞診を用いた子宮頸がん検診は精度管理上の問題を抱えており,その解決手段としてAIを用いた診断支援システムに期待が寄せられている.
●Papanicolaou染色を用いた細胞診標本は,H&E染色を用いた組織診標本とは異なる特性を有しており,細胞診AIの開発は当初難航した.
●AIモデル作製時に設定するゴールドスタンダードとしての「ヒトの判断」がぶれている場合,AIモデルの精度はおそらく低下する.
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