今月の臨床 子宮体がん診療の最前線―最新分類から治療法まで
手術療法
高齢者に対する手術療法
田中 智人
1
1大阪医科薬科大学産婦人科
pp.245-249
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210889
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●高齢者に対しては,病巣が子宮に限局している場合は,低侵襲手術が望ましい.
●リンパ節郭清および生検は予後を改善する可能性がある.年齢および合併症を考慮すると,Ⅰ〜Ⅱ期はセンチネルリンパ節生検,Ⅲ期以上はリンパ節郭清が重要となる.
●術後補助療法は,Ⅲ期以上の進行がんに対しては予後を改善するが,Ⅰ〜Ⅱ期に対しては過剰医療となる可能性がある.
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