今月の臨床 HPVワクチン勧奨再開―いま知りたいことのすべて
副反応の問題
HPVワクチン接種後の慢性疼痛―小児・思春期の痛みとHPVワクチン接種後の痛み
尾張 慶子
1
,
丹羽 英美
1
,
牛田 享宏
1
1愛知医科大学病院疼痛緩和外科・いたみセンター
pp.781-787
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210761
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●痛みとは「感覚かつ情動の不快な体験」である.痛みと侵害受容は異なる現象であり,痛みには大きく分けて「急性痛」と「慢性疼痛」がある.「慢性疼痛」は,通常治癒するのに必要な期間を超えているにもかかわらず,痛みが持続する状態である.
●痛みの概念は個人的な経験を通じて学ぶものであり,生物学的,心理的,社会的影響を受ける.その病態に対応するために,多面的な分析とチーム医療が重要である.
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