今月の臨床 子宮内膜症の最新知識―この1冊で重要ポイントを網羅する
周産期予後
妊娠中のチョコレート囊胞の管理
永瀬 慶和
1
,
上田 豊
1
,
木村 正
1
1大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室
pp.664-669
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210740
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●妊娠中のチョコレート囊胞は自然退縮が期待できるため,経過観察が原則である.
●妊娠中のチョコレート囊胞では異所性内膜の脱落膜化によって結節像を伴うことがあり,卵巣悪性腫瘍との鑑別が困難な症例もある.
●子宮内膜症は前置胎盤を伴うリスクがあり,このようなハイリスク症例に対する手術管理についてチーム内で事前に議論しておく必要がある.
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