今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)―分娩時・産褥期の処置・手術
回旋異常に対する鉗子遂娩術―前方前頭位・低在横定位に対して
亀井 良政
1
1埼玉医科大学病院産婦人科
pp.964-970
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210503
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●児頭の回旋異常による分娩遷延・胎児機能不全に対しては,鉗子遂娩術は非常に有用な産科手術手技である.
●前方前頭位に対しては,Ⅰ位の方向に牽引を開始することが肝要である.
●低在横定位に対しては,回旋鉗子の母体の前方への挿入に熟練が必要であるが,一度コツさえつかめば容易である.
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