増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
腹腔鏡下広汎子宮全摘術を行うにあたっての患者説明
寺井 義人
1
1神戸大学大学院医学研究科産科婦人科
pp.323-328
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210383
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必ず説明しておくべきこと
◆腹腔鏡下広汎子宮全摘術は開腹手術に代わる標準術式ではないこと.
◆症例の選択を厳密に行えば,腹腔鏡下広汎子宮全摘術は周術期合併症,術後回復の速さなどの点で開腹手術よりも有用である.
◆自施設での腹腔鏡下広汎子宮全摘術の内容,合併症および予後など,他の術式との差異がわかるよう開示して,患者の治療選択権を尊重する.
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