今月の臨床 女性のライフステージごとのホルモン療法―この1冊ですべてを網羅する
更年期・老年期
骨粗鬆症
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
pp.384-390
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210279
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●検診あるいは脆弱性骨折発症を契機して診断に至った高齢者の骨粗鬆症に対しては,閉経期ホルモン療法は第一選択とならない.
●骨折リスクが高い骨粗鬆症例に対しては,ビスホスホネート薬をはじめ多種の治療薬があるため,閉経期ホルモン療法は第一選択とならない.
●更年期障害合併例や早発卵巣不全例など,エストロゲン投与が他の面からも必要な若年の骨粗鬆症例に対して,閉経期ホルモン療法は第一選択となる.
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