増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
不妊・不育
卵巣予備能検査を行うにあたっての患者説明
浅田 義正
1,2,3
1浅田レディース品川クリニック
2浅田レディース名古屋駅前クリニック
3浅田レディース勝川クリニック
pp.151-154
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210327
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必ず説明しておくべきこと
◆妊娠できる限界は「卵子の老化」が第1要因であるが,卵巣に残っている卵子の目安である卵巣予備能も第2の要因である.
◆卵巣予備能の検査はいろいろあったが,現在最も信頼できる検査はアンチミューラリアンホルモン(AMH)検査である.
◆AMH検査は間接的に原始卵胞数を反映している検査で,測定誤差や周期変動もあり,半定量的検査として利用すべきである.
◆AMH検査は生殖医療の向上と精度を担保するために不可欠な検査である.
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