合併増大号 今月の臨床 生殖医療の基礎知識アップデート―患者説明に役立つ最新エビデンス・最新データ
一般不妊治療
不妊症に対する一般的な検査・治療
子宮卵管造影検査
茅原 誠
1,2
,
石黒 竜也
1
,
榎本 隆之
1
1新潟大学医歯学総合病院産婦人科
2立川綜合病院産婦人科・生殖医療センター
pp.24-31
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210220
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●子宮卵管造影検査は不妊治療を実施するうえで必須の検査である.
●卵管通過性に関する特異度は比較的高い検査であるが,異常所見の評価が診断医により異なることがあり,正確な手技と評価法を知ることは重要である.
●造影剤の選択において,油性造影剤は,水溶性造影剤と比較して検査後の妊娠率が高い傾向にあるが,被検者の甲状腺機能低下への影響や長期体内残留などのデメリットもあることを理解する.
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