今月の臨床 若年女性診療の「こんなとき」どうする?―多彩でデリケートな健康課題への処方箋
月経異常管理の実際
月経困難症にはどのような対応法があるのか
小川 真里子
1
,
髙松 潔
1
1東京歯科大学市川総合病院産婦人科
pp.662-668
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210096
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●月経困難症には機能性と器質性があり,若年女性では機能性が多い.一方,時に画像検査では診断困難な子宮内膜症を伴うこともあることに留意する.
●機能性月経困難症の治療としてはNSAIDsや漢方薬を用い,治療効果が得られない場合は若年者であってもLEP内服を勧める.
●薬物療法を希望しない患者に対しては,生活指導として適度な運動や温熱療法も有効である可能性があることを伝える.
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