今月の臨床 女性診療科外来プラクティス
III 内分泌外来
2. 無月経,月経不順の診断法・治療法
谷内 麻子
1
,
石塚 文平
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科
pp.458-463
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100082
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1 はじめに
月経周期異常(無月経,月経不順)は,小児・思春期から性成熟期,更年期にかけて女性に起こりうる病態であり,患者自身で自覚しやすいため産婦人科への受診理由によくみられるものである.その診断・治療は患者の年齢,婚姻状態,挙児希望の有無,個人のライフスタイルなどにより大きく異なるが,月経周期異常の原因として器質的疾患が存在する可能性もあり,的確な診断と治療が必要となる.
本稿では,性成熟期女性における月経周期異常を中心に,その診断・治療について述べる.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.