今月の臨床 外来でみる子宮内膜症診療―患者特性に応じた管理・投薬のコツ
ライフステージに応じた患者への対応
チョコレート囊胞合併不妊で囊胞摘除は勧めてよいのか?
小林 未央
1
,
北原 慈和
1
,
岩瀬 明
1
1群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座
pp.574-578
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210080
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●囊胞摘出術は術後の自然妊娠率を改善するが,体外受精・顕微授精による妊娠率改善には寄与しない.
●囊胞摘出術では卵巣予備能が低下し,両側手術で顕著である.手術方法,止血方法により低下の程度は異なる.
●手術により卵巣予備能が著しく低下した場合は,その後の妊娠率に影響を及ぼすリスクがある.
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