今月の臨床 外来でみる子宮内膜症診療―患者特性に応じた管理・投薬のコツ
ライフステージに応じた患者への対応
若年子宮内膜症患者の重症化予防のためにはどうすればよいか?
北脇 城
1
1京都府立医科大学大学院女性生涯医科学
pp.560-566
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210078
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●月経困難症や慢性骨盤痛を訴える若年女性に対しては,早期にかつ適切に介入をすることによって子宮内膜症の発生が予防できる可能性がある.
●子宮内膜症に対してはOC・LEP,黄体ホルモンなどの長期的な投与によって重症化を抑制することができる.
●子宮内膜症リスクがある女性に対しては,薬物療法によって症状が軽快した場合においても,その後の定期的な経過観察が必要である.
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