増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編
Ⅴ.産褥期の異常
後陣痛・創部痛
司馬 正浩
1
,
木戸 浩一郎
1
,
綾部 琢哉
1
1帝京大学医学部産婦人科
pp.345-347
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210050
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処方のポイント
◆創部の強い疼痛を訴える場合,血腫・感染の可能性も考え,創部の観察を十分に行う.
◆急性期の帝王切開術後痛を放置すると,慢性疼痛や産後うつにつながる可能性がある1).
◆ペンタゾシンに関して,15mg製剤の鎮痛目的での使用は,筋注あるいは皮下注に限られ,静注は適応外である.30mg製剤の鎮痛目的での使用は,すべて適応外である.
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