合併増大号 今月の臨床 周産期超音波検査バイブル―エキスパートに学ぶ技術と知識のエッセンス
産科超音波検査の基礎編
妊娠中期の胎児正常解剖と形態スクリーニング法
松岡 隆
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座
pp.24-31
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209890
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●スクリーニングとは正常の確認をすることであり,正確な断面と質の良い画像で判断する必要がある.そのためには,適切な設定を用いた音響陰影の少ない画像描出に努める.
●胎位・胎向を意識し,胎児に対し,水平断・矢状断・冠状断を描出するように心がける.
●明かな異常症例の抽出は簡単である.偽陰性をなくすためには,正常と確定するまで偽陽性を含めた異常症例を含む集団として扱い,再検,コンサルテーションを行う.
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