今月の臨床 妊婦の腫瘍性疾患の管理―見つけたらどう対応するか
悪性疾患
妊婦のCINの自然経過と対応
田中 良道
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.458-462
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209723
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●妊娠中に細胞診異常がみられた際は,漫然と細胞診単独でfollow upするのではなく,コルポスコピーと組織診を併用した管理を行うべきである.
●CIN3までの症例は分娩後高率に病変の消失や減弱がみられる.分娩まで慎重にfollow upしながら待機を基本方針とする.
●浸潤を疑う所見を認めた場合は,妊娠中の子宮頸部円錐切除術を検討する.
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