増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅲ.産科編
妊婦の症状からみた疾患鑑別
妊娠中期以降の性器出血
小野 義久
1
1埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター母体胎児部門
pp.194-197
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209679
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当直医へのコール
◉正常の妊娠経過において,“妊娠中期に性器出血を認めることはない”ということを念頭におく.
◉出血の量や性状によっては母児の生命予後にかかわることがある.このとき,胎動や子宮収縮感に関しても聴取することが大切である.
◉性器出血の訴えがあっても,血尿や血便の可能性も考慮して診察をする.
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