今月の臨床 症例検討会で突っ込まれないための“実践的”婦人科画像の読み方
総論
MRI画像:拡散強調像の特徴とその読み方
山本 和宏
1
1大阪医科大学放射線医学教室
pp.839-854
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209479
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●拡散強調像は,読影時間短縮と読影精度向上の両方に寄与し,婦人科領域の臨床にて活用できる撮影方法である.
●拡散強調像にはT2 shine-through,T2 dark-throughなどのピットフォールがあるため,注意が必要である.
●読影に際して拡散強調像は高いb値の画像だけで判断してはいけない.T2強調像あるいはb=0画像を確認する習慣をもつべきである.
●新しい撮像方法である局所励起diffusionで,従来の拡散強調像より分解能を向上させた画像が得られるようになっている.
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