頭部の鑑別診断のポイント
第1章 拡散強調像 1. 総論 拡散強調像で高信号を示すもの
森谷 聡男
1
1University of Michigan, Department of Radiology(ミシガン大学放射線科)
キーワード:
拡散強調像
,
粘液嚢腫
,
類上皮腫
,
脳膿瘍
,
超急性期脳梗塞
,
てんかん重積発作
Keyword:
拡散強調像
,
粘液嚢腫
,
類上皮腫
,
脳膿瘍
,
超急性期脳梗塞
,
てんかん重積発作
pp.s8-s15
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000395
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拡散強調像はその簡便性と臨床的価値により,頭部のルーチンのMRIシーケンスとして使用されて久しい.MRIはCTに比べ組織特異性に優れ,拡散強調像を加えることでさらに組織特異性が増し,診断困難な症例の鑑別をたったひとつに絞ることも度々経験する.一方,拡散強調像による頭部MRIの画像診断にはピットフォールも存在する.拡散強調像で高信号を示す病変は多くあるが,対応する病理,病態は様々である.また,拡散異常に対応する病理や病態生理も,いまだ十分に理解されていない部分もある
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