今月の臨床 スペシャリストに聞く 産婦人科でのアレルギー対応法
疾患各論
花粉症の治療と産科
上條 篤
1
1山梨大学大学院医学総合研究部医学域臨床医学系耳鼻咽喉科・頭頸部外科/同アレルギーセンター
pp.750-756
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209459
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●妊娠初期の花粉症の薬剤使用は,可能な限り避けることが望ましく,アレルゲン回避や鼻洗浄,温熱エアロゾル療法などで対処する.
●薬剤を選択する場合には,鼻噴霧用ステロイド薬と抗ヒスタミン薬は比較的安全で有効性も高い.
●局所血管収縮薬も比較的安全であるが,連用は点鼻性鼻炎の原因となるため,短期間の使用にとどめる.
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