特集 最新の花粉症診療
最新の花粉症診療 重症花粉症
河内 理咲
1
,
濱田 聡子
,
朝子 幹也
1関西医科大学 耳鼻咽喉科頭頸部外科
キーワード:
喘息
,
花粉症
,
重症度指標
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
,
Omalizumab
,
鼻外科
,
花粉・食物アレルギー症候群
Keyword:
Sleep Apnea, Obstructive
,
Asthma
,
Omalizumab
,
Rhinitis, Allergic, Seasonal
,
Severity of Illness Index
,
Nasal Surgical Procedures
pp.231-236
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021136977
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<Headline>1 アレルギー性鼻炎は近年増加傾向にあり低年齢化、重症化、多抗原化が問題になっている。2 重症度を判断し、鼻アレルギー診療ガイドラインに沿って治療をすすめる。従来の投薬治療、手術加療、免疫治療に加えて新しい治療として抗体治療が保険適用となった。3 重症花粉症で注意すべき点として、気管支喘息合併症例では喘息の症状コントロールの悪化、花粉-食物アレルギー症候群の合併、睡眠時無呼吸が存在する場合は睡眠障害の増悪など、鼻炎症状により症状が悪化することを理解しておく。
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